ホッキガイ(北寄貝) とは、日本では、北方に生息する
マルスダレガイ目バカガイ科の中型の二枚貝です。
正式名称は「ウバガイ(姥貝)」で、ホッキガイとは市場で呼ばれる名前です。
どんな貝か
外洋の浅海砂底に身体を潜らせ、水管だけを砂上に出しています。
殻は厚く堅固でずっしり重く蝶番の近くは白っぽい。
殻には殻皮があり、若い時は黄色ですが、年とともに黒っぽくなります。
ホッキガイの食べ物
食性は、デトリタスやプランクトンで、水と一緒に入水管から取り入れ、
酸素と栄養分をエラに運び漉しとった後の不要物は出水管から排出します。
敵は?
外敵はツメタガイや、 クロダイ(黒鯛) などの肉食魚です。
成長の遅い貝で10cmになるのに10年以上かかります。
調理方法
食用の貝であり、刺身やさっと湯掻いて寿司ネタ、酢味噌和え、焼き貝、炊き込みご飯、カレーの具にして食べます。
さっと湯掻くのは加熱すると赤味がつくので彩りのために行なわれます。
一般名:ホッキガイ(北寄貝)
学名:Pseudocardium sachalinense
正式名称:ウバガイ(姥貝)、Sakhalin surf clam
分類名:動物界軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目バカガイ科
生息分布:日本海北部、北海道殻福島県以北の太平洋側の日本〜シベリア
環境:外洋で浅海(5〜20m)の砂底
殻長:10cm 殻形:2枚貝 殻色:殻皮に覆われた暗色
産卵期:秋〜冬 餌:デトリタス、プランクトン
天敵:ツメタガイ、クロダイ、フグ、ベラ等
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ホッキガイ(北寄貝)
函館(2010年9月18-20日)
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