空が美しい季節

天高く馬肥ゆるだけではない

先日、空と雲の写真を記事にしました。この時期は空気が澄んでくるのか青空も夕焼けも美しく見えます。どのくらい遠くまで見えるかという指標は気象の分野では「視程」というそうです。

視程は勿論、雨や霧の影響を受け、また大気に浮遊している大気汚染物質も影響します。近年の日本では大気汚染物質による視程への影響はほとんどなくなってきていますが、夏場にスモッグなどが発生することもあり完全になくなっているわけではありません。

秋から初春にかけて太平洋側で空が綺麗なのは湿度が低いためとされています。水蒸気は透明ですが湿度が高いと浮遊している物質に凝縮しやすくなり光を散乱させてしまうのかもしれません。

下の写真は科学技術部長の実家から撮影した不思議な夕焼け。おそらく遠くの青空交じりの夕焼けが近くの雲に反射して非常に幻想的な色合いになっています。撮影した母によると「すごかった」とのコメント。単純なコメントですがそれだけ「すごかった」のでしょう。

高知県の不思議な夕焼け(2021年11月)
高知県の不思議な夕焼け(2021年11月)