ヒゲソリダイはとても美味

ヒゲソリダイをこのブログで紹介してちょっと時間がたってしまいましたが、今日はその食味レポート。

ヒゲソリダイは鱗も取りやすく身も締まっていて3枚におろすのも簡単です。体高があるので見た目よりも大きく身が取れるのもとても良いところ。本当に新しいうちはやや皮を引くのが難しいですが、ちゃんと切れる包丁を使えばわけはありません。おろしている間にも手先に感じる味の乗った脂の感触が味に関する期待をいや増します。結局何に料理しようかと悩みましたが、定番「刺身」です。

刺身の味は…旨味がしっかりと乗った、締りのある白身で端的にとても美味。締まった身なので台切りにした切れよりも薄くそぎ切りにしたものの方が味がより感じられました。もっとも魚が小さいので台切りと言ってもそれほど厚く切っているわけではありませんが。台切りにした切れの右下にあるのはいわゆる縁側部分。全体的に締まっている中でも特に筋肉を感じる歯ごたえで美味です。(見ての通り、少ししか取れませんが…)

白い身に銀が残った刺身は一見、ホウボウカナガシラを思わせますがこれらよりもかなり締まっています。味を例えるなら…磯の風味を上品な脂身に変換した小型のイシダイ…。うまい例えじゃないあ。思い出しました。体高が高くて、白身の刺身が最高の魚。カゴカキダイと似ています…。マイナーな魚に例えても譬えた意味がないなー。

でも絶品です。ヒゲソリダイ、絶対おすすめ。

ヒゲソリダイの刺身
ヒゲソリダイの刺身