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四月の紫色の花1 シモクレンとハクモクレンの比較

シモクレン(紫木蓮、学名:Magnolia Liliflora)は、中国原産で、モクレン科モクレン属の耐寒性落葉性中木です。別名で、モクレン(木蓮)、モクレンゲ(木蓮華)、英名ではマグノリア(Magnolia)やMulan magnoliaと呼ばれます。日本で、木蓮と言えば、この濃紅色の花を咲かせる紫木蓮をさします。中国で木蓮と言えば、ハクモクレン(白木蓮、学名:Magnolia denudata、シノニム:Magnolia heptapeta)を指します。
樹高は300〜500 cmです。葉は長さ10〜18 cmで互生して付きます。3月〜5月に、新葉が展開する前に、枝先に6枚の花弁と、3枚の萼片で9弁花のように見える赤紫色で卵形をした花長10 cmの大きな花を咲かせます。花は外側が濃紅色で内側が白または白味がかった極薄紅色で、上向きに咲き、全開せず半開します。花後に袋果の集合果が成ります。

シモクレンとハクモクレンの違い

いずれもモクレン科モクレン属のマグノリアの仲間であり、花の形は卵形で、花の咲く向きは上向きで、半開きに咲きます。一見、色だけの違いのように見えますが、別種の植物で異なる点が多々あります。

シモクレンとハクモクレンの違い

■関連ページ
四月の紫色の花1 シモクレンとハクモクレンの比較 かぎけん花図鑑 花日記2024年4月4日(木)
シモクレン(紫木蓮、学名:Magnolia Liliflora)
ハクモクレン(白木蓮、学名:Magnolia denudata、シノニム:Magnolia heptapeta)
コブシ(辛夷、学名:Magnolia kobus)

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