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4月17日の誕生花、カキツバタ(杜若、学名:Iris lavigata)

4月17日の誕生花、カキツバタ(杜若)

カキツバタ(杜若、学名:Iris lavigata)とは、日本~東シベリア原産で、アヤメ科アヤメ属の耐寒性宿根草(水生多年草)です。
又名で、Kakitsubata、Japanese iris、Iris lavigata と呼ばれます。
万葉集の時代から謳われた古典園芸植物で、古くから栽培・育種されています。

草丈は50~70 cmです。
葉は緑糸で剣状です。
5月~6月の梅雨が始まる少し前に、岸辺で花茎を伸ばし、長さ9~10 cmの青紫(稀に、白)の花を咲かせます。

■花名の由来

属名の「Iris」はギリシャ語の「(虹)」、
種小名の「 lavigata」は「(無毛の)」と言う意味です。

■綾目と杜若の違い

美人を形容するのによく使われる言葉に、

「いづれが綾目(アヤメ)か、杜若(カキツバタ)か」

といわれるほど、カキツバタとアヤメは似ています。以下に違いを列記します。

●咲いている場所の違い
 アヤメは乾燥した庭や畑、カキツバタは水の有る岸辺の浅瀬に咲く。
●外花被片(萼)の中央にある模様
 アヤメには綾目模様、カキツバタには白腺がある。
●葉
 アヤメの葉は細長く硬い、杜若の葉は幅広で柔らかい。

■杜若、綾目と、花菖蒲の違い

では、さらにカキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違いと言えば、
いずれもアヤメ科アヤメ属で紫系の花色が多いです。
3者の違いについて、以下に記します。

●咲く場所の違い

 ●乾燥した場所に咲く
  アヤメ(文目)
 ●水辺に咲く
  ハナショウブ(花菖蒲)
  カキツバタ(杜若)

アヤメ(文目、綾芽)
乾燥した場所に咲くアヤメ(文目)

カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata) ハナショウブ(花菖蒲)
水辺に咲く、左から、カキツバタ(杜若)、ハナショウブ(花菖蒲)

●花弁の付け根の模様の違い

カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata)ー白筋
アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)ー網目状
ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)-黄色い模様

カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata) アヤメ(文目、綾芽) ハナショウブ
左から、
杜若(I. laevigata)ー白筋文目(I. sanguineaーアヤメ模様)花菖蒲(I. ensata var. ensata)ー黄色い目模様

●開花順

開花の順番は、早い方から、アヤメ(早いものは4月下旬から、5月上旬)→カキツバタ(5月)→ハナショウブ(6月)となります。

●杜若、綾目、花菖蒲のイラスト

杜若、綾目、花菖蒲の違い
杜若、綾目、花菖蒲の違い

■関連ページ
カキツバタ(杜若、学名:Iris lavigata)
アヤメ(文目、I. sanguineaーアヤメ)
花菖蒲(I. ensata var. ensata)
特集 紫色の花
4月の誕生花
4月17日の誕生花、カキツバタ(杜若、学名:Iris lavigata)かぎけん花図鑑 花日記2025年4月17日(木)
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