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髪ぐらい梳こうよ👚万葉集草木129.黄楊

ツゲ(柘植、学名 : Buxus microphylla var. japonica)とは日本原産で、ツゲ科ツゲ属の常緑広葉低木です。3月~4月に、小枝先端や葉腋に淡黄色の小花を群生させて群生し,中央に1個の雌花,周辺に数個の雄花がつきます。花弁はなく,雄花には萼片と雄蕊が各4個,雌花には6個の萼片と1個のめしべ雌蕊があります。

万葉集と草木

万葉集では、黄楊(つげ)と言う名前で詠まれており、櫛に使われています。

原万葉集 第9巻 1777番歌

作者: 石川君子
題詞:石川大夫遷任上京時播磨娘子贈歌二首
詠まれる草木:ツゲ

原文

君無者 奈何身将装餝 匣有 黄楊之小梳毛 将取跡毛不念

読み

君無(なく)者(は) 奈(な)何(ぞ)身将装(装)餝(はむ) 匣(くしげ)有(なる) 黄楊(つげ)之(の)小梳(おくし)毛(も) 将取(取らむ)跡(と)毛(も)不念(思はず)

君なくは なぞ身装はむ 櫛笥(くしげ)なる 黄楊(つげ)の小櫛(おくし)も 取らむとも思はず

意味

あなたがいないのに なぜ身を装う必要があるの 櫛箱にある つげの櫛も 取ろうとも思わないわ

詳しくはこちら … 以下本文に続く

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