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かぎけん花図鑑

8月5日の誕生花、サルスベリ

8月5日の誕生花、サルスベリ

サルスベリ(百日紅、学名:Lagerstroemia indica)とは

サルスベリ(百日紅、学名:Lagerstroemia indica)とは、中国原産で、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木です。
別名で、ヒャクジツコウ(百日紅)、英名でクレープ(crepe)・マートル(myrtle)と呼ばれます。
日本へは江戸時代に伝来しました。

樹高は3~10 mです。
樹皮は薄褐色〜赤褐色で薄く、樹はやや曲がる性向があります。
葉は緑色ですが秋に紅葉します。葉に葉柄は無いか超短く、葉の長さは5 cmの倒卵形で全縁です。葉序は、2対互生、または対生。
通常、互生とは枝に葉が1枚右側についたら、次に左側に1枚付きますが、サルスベリの場合は、2枚互生の場合は2枚の葉が右側に付き、
次に2枚の葉が左側に付くという珍しい付き方をします。

7月~9月に円錐花序を伸ばし、萼が6つに裂けた直径6 cm程の縮緬状の6弁花を咲かせます。
花色には、桃、薄桃、濃桃色、白、赤、赤紫があります。
花後に直径0.7 cm程の球形の蒴果が成り、秋に熟して茶色となり、中に多数の種子ができます。
幹や枝に趣があるので、盆栽や、床の間、杖などにも利用されます。

花名に「猿」が付くサルスベリと猿

アカゲザル(赤毛猿)
左:動物のサル(赤毛猿)スベル以前に寝落ちやないか。                 右:サルスベリの木 つるつるした幹で猿でも滑る!?

サルスベリ濃桃色サルスベリ薄桃品種サルスベリ桃色サルスベリ白

サルスベリ(百日紅)の嚢桃色品種、薄桃品種、桃色品種、白花品種、

名前の由来

和名の「サルスベリ」とは、樹皮が薄く剥げやすく木肌がツルツルしているので、木登りが上手なサル(猿)でも滑るのではとして付けられました。
別名の「ヒャクジツコウ(百日紅)」とは、紅色の花の開花期が7月~9月と長期間(百日、3ヶ月間)咲き続けることによります。
英名の「クレープ・マートル(crepe myrtle、crape myrtle)」とは、花がギンバイカ(Myrtle))に似ており、花弁が縮緬状(Crepe)であることに拠ります。
属名の「Lagerstroemia」とは、友人のスウェーデン人植物コレクター カール・マグナス・フォン・ラーゲルシュトレーム(Carl Magnus von Lagerström、1691~1759年)からコレクションを提供されたリンネがお礼に献名したことに拠ります。
種小名の「indica」とは、「Ind(インドの)」と言う意味で、リンネがこの植物をインド原産と考えたことに拠ります。

花言葉

「雄弁」「潔白」「あなたを信じる」

サルスベリの品種

園芸品種に「サルスベリ ‘エボニーアンドアイボリー(百日紅 ‘Ebony and Ivory’、学名:Lagerstroemia ‘Ebony and Ivory’)」や、矮性品種の「サルスベリ・チカソー(百日紅Chickasaw)」、種子を蒔いた年に開花する低性の品種「一才サルスベリ」があります。

一般名:サルスベリ(百日紅)、
学名:Lagerstroemia indica(ラジェルストレミア・インディカ)、
別名:ヒャクジツコウ(百日紅)、クレープ・マートル(Crepe、Crape myrtle)、
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱フトモモ目ミソハギ科サルスベリ属、
原産地:中国南部、環境:日当たりと水捌けが良い土地、
樹高:3~10 m、樹形:やや曲がる性向、樹皮色:薄褐色〜赤褐色、樹皮厚:薄い、
葉長:5 cm、葉形:倒卵形、葉柄:無い(超短) 鋸歯:無し(全縁)、葉序:2対互生(2枚ずつ互生)、または対生、
開花期:7月~9月、花序:円錐花序、花径:6 cm、花弁数:6枚で縮緬状、花色:桃・薄桃・白・赤・赤紫、
果実型:朔果、果実径:0.7 cm、果実形:楕円~球形、
用途:庭木、庭園木、街路樹、寺院、床の間、杖。

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サルスベリ ‘エボニーアンドアイボリー(百日紅 ‘Ebony and Ivory’、学名:Lagerstroemia ‘Ebony and Ivory’)
特集 花名に「動物名」
動物図鑑【かぎけんWEB】
8月5日の誕生花、サルスベリ(百日紅)かぎけん花図鑑 花日記2025年8月5日(火)
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