1. HOME
  2. ブログ
  3. かぎけん図鑑
  4. かぎけん花図鑑
  5. 8月23日の誕生花、吾亦紅と菩提樹

ブログ

かぎけん花図鑑

8月23日の誕生花、吾亦紅と菩提樹

8月23日の誕生花は、ワレモコウ(吾亦紅、学名:Sanguisorba officinalis)と、ボダイジュ(菩提樹、学名:Tilia miqueliana)です。

ワレモコウ(吾亦紅)とは

ワレモコウ(吾亦紅、学名:Sanguisorba officinalis)とは、バラ科ワレモコウ属の耐寒性多年草です。
英名で、burnet bloodwortや、グレートバーネットと呼ばれます。
全国の草地で普通に見られます。赤茶色い丸い花は野趣あふれ、寄せ植えや、切り花や、生け花、フラワーアレンジメントの引き立て役に使われます。
根は乾燥させたものて生薬「楡(ちゆ)」の材料となります。

草丈は50〜100 cmです。
葉は根出葉の奇数羽状複葉で、小葉は細長い楕円形、葉縁に浅い鋸歯があり、互生して付きます。
8月〜10月に花茎先端からから穂状花序を伸ばし無柄の赤紫色~赤茶色の小花を球状に咲かせます。
花弁は無く、花のように見えるものは萼です。萼は上から下に咲く有限花序です。

花名の由来

属名の ”Sanguisorba” は、ラテン語で ”sanguis” (血) + ”sorbere” (吸収する)の複合語で「止血効果がある」ことを意味し、
乾燥させた根にタンニンが含まれ止血・収斂効果があることに拠ります。
種小名の「officinalis」はラテン語で「薬用の」と言う意味です。

似た花

バラ科ワレモコウ属のワレモコウ(吾亦紅、学名:Sanguisorba officinalis)と、ヒユ科ツルノゲイトウ属のセンニチコボウ(千日小坊、学名:Alternanthera porrigens ‘Senniti-kobo’)は似ています。

センニチコボウ(千日小坊、学名:Alternanthera porrigens 'Senniti-kobo') ワレモコウ(吾亦紅、学名:Sanguisorba officinalis)
左:センニチコボウ(Alternanthera porrigens ‘Senniti-kobo’) 右:ワレモコウ(Sanguisorba officinalis)

センニチコボウは、明るい濃桃色をした丸い花を集合させて密に咲かせ、葉は卵形で全縁です。
ワレモコウは暗紅色の細長い花穂を付け、葉は奇数羽状複葉です。

花言葉

「感謝」「変化」「移りゆく日々」「あこがれ」「もの思い」

ワレモコウ属の花

ワレモコウ(吾亦紅、学名:Sanguisorba officinalis)
オランダワレモコウ(学名:Sanguisorba minor)
カライトソウ(唐糸草、Sanguisorba hakusanensis)

一般名:ワレモコウ(吾亦紅)、
学名:Sanguisorba officinalis(サングイソルバ・オフィシナリス)、
英名:burnet bloodwort、グレートバーネット
分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科ワレモコウ属、
分布:日本全国、環境:草地、
草丈:50〜100 cm、
葉には根生葉と茎葉があり、いずれも葉柄があり、奇数羽状複葉で小葉は複数の長楕円形、鋸歯がある。根生葉の方が葉の枚数が多く大きく、互生して付く。
開花期:8月〜10月、花序形:倒卵形の穂状花序、花弁:無し、暗紅色の萼片4枚、黒い葯の雄蕊、花色(萼色):暗紅色、有限花序(花が上から咲く)、
用途:根を生薬に、花穂は薬用リキュールに、草は、寄せ植えや、切り花、生け花、フラワーアレンジメントに。

■関連ページ
ワレモコウ(吾亦紅、学名:Sanguisorba officinalis)
オランダワレモコウ(学名:Sanguisorba minor)
ボダイジュ(菩提樹、学名:Tilia miqueliana)
8月23日の誕生花、吾亦紅と菩提樹 かぎけん花図鑑 花日記2025年8月23日(土)
#8月23日の誕生花 #下野草 #向日葵 #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 #科技研

関連記事