世界猛毒生物ランキング1位 マウイイワスナギンチャク

マウイイワスナギンチャク、イラスト by yuki@kagiken、2025年7月18日
マウイイワスナギンチャク(学名、Palythoa Toxica)とは、ハワイ原産で、イワスナギンチャク科イワスナギンチャク属のイソギンチャクです。
英名で、Palythoa Toxica(パリトア・トキシカ)、ハワイ語で、リム・マケ・オ・ハナと呼ばれます。
このイソギンチャクは、マウイ島のハナ海岸周辺の浅瀬に生息します。
身体の直径は3.5cm程で、体色は緑色~黄緑色をしています。
イソギンチャンクの1種で、史上最強と言われる天然毒素「パリトキシン(palytoxin)」を持ちます。
この毒は青酸カリの約8,000倍と言われ、それを体内に保持するマウイイワスナギンチャクは、「世界の猛毒生物ランキング」の1位とされています。
マウイイワスナギンチャクの触手には、たくさんの刺胞細胞があり、その細胞の刺糸先端にある針を発射し、れ敵を刺殺または撃退します。
この毒は、心筋、神経、筋肉のナトリウムポンプの働きを阻害し、筋肉痛、麻痺、痙攣、心臓や肺の血管収縮を引き起こし、重症の場合は死に至らせます。
マウイイワスナギンチャクは自身の毒素に対して高い耐性(あるいは完全な免疫)を持っており毒となりません。
一般名:マウイイワスナギンチャク(Maui岩砂銀茶、Palythoa Toxica)、
学名:Palythoa Toxica、
別名:Palythoa Toxica(パリトア・トキシカ)、リム・マケ・オ・ハナ
分類名:刺胞動物門花虫綱スナギンチャク目イワスナギンチャク科イワスナギンチャク属(パリトア属)、
生活型:刺胞動物、
生息分布:マウイ島のハナ海岸周辺、環境:珊瑚礁の浅瀬、
身体の直径:3.5cm、体色:緑色~黄緑色系。
特記事項:世界猛毒生物ランキング1位
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