弊社データ可視化ソフトウェアKeyPlotを使用するなかで見映えを向上させるためのテクニックを紹介します。
今回のテーマは「コンター図のグラデーションをきれいに出す」です。
例として電子レンジの電磁波解析例を取り上げます。
解析結果を読込んで電界分布EEsを表示すると次のように表示されることがあります。
 

真っ青な面が表示されているので「ひょっとして全部値0では」と思ってしまうかもしれません。
しかしそんなことはありません。ちゃんと青くない位置もあります。

この画像では最初の画像とは違う位置のコンターを表示しています。コンター左部に赤や緑がありますね。
カラーバーの目盛から判断すると、庫内全体の内ごく一部だけが周りの10倍以上の値をとっていることになります。
こういったことは、一部領域に発信源を設定しエネルギーを拡散させた場合に起こることがあります。
着目したい拡散先の様子より発信源のほうにグラデーションが寄ってしまうのです。

これを改善する方法を次回紹介します。