5月18日の誕生花、ユリノキ

5月18日の誕生花、ユリノキとサクラソウ
ユリノキ(百合の樹、学名:Liriodendron tulipifera)とは、北米原産で、モクレン科ユリノキ属の落葉広葉高木です。
葉がはんてんに似ていることから、別名で、「ハンテンボク(半纏木)」、花がチューリップに似ていることから「チューリップツリー(Tulip tree)」とも呼ばれます。
樹高は20〜40m、樹形は卵形で、成長は早いです。縦に細かく出来る樹皮の裂け目は彫刻刀で彫ったようにくっきりしています。
葉の形が左右対称で着物のハンテン(半纏)に似ており「奴さん」に似た珍しい形をしていることが同定の決め手です。
初夏に、黄緑色の花弁に赤い斑が入った花を咲かせます。花はチューリップ形をしており、中央の雌蕊を多数の雄蘂が取り囲み、その外側を6枚の花弁で覆っています。
花は梢の高所に咲き望遠レンズでやっと撮れる位でっす。見上げても花が葉色が似ており、また花が多少大きいとはいえ樹高に比べて相対的に小さいので気づかないこともあります。
新宿大通りの皇居半蔵門への街路樹にユリノキが植栽されています。
用途は、樹木を街路樹や公園樹、庭木に、花は蜜源植物に、材は楽器や建材などに利用されます。
各業界のやっこさん
奴さんは半纏を着た特異な姿をしているので、各分野で「奴さん」と呼ばれる存在があります。下に、奴さんに似た、樹木の「ユリノキ」の葉と、名前にヤッコと付く、一年草の「ヤッコソウ」、同じく名前にヤッコと付く、魚類の「サザナミヤッコ」の成魚を載せました。
左:「ユリノキ」の葉、 中央:一年草の「ヤッコソウ」、 右:魚類の「サザナミヤッコ」
花言葉
見事な美しさ
一般名:ユリノキ(百合の樹)、
学名:Liriodendron tulipifera、
別名:ハンテンボク(半纏木)、チューリップツリー(Tulip tree)、
分類名:分類名:植物界被子植物真正双子葉類モクレン目モクレン科ユリノキ属、
原産地:北米、
生活型:落葉広葉高木、樹形:卵形、樹高:20〜40m、成長:早い、樹皮:縦には彫刻刀で彫ったような細かい裂け目、
葉形:奴さんのような形、葉色:緑→黄色、
開花期:5月〜6月、花径:5cm、花形:鐘状、花色:薄黄緑色地で付け根に朱色の斑点、花弁数:6、萼片数:3、
果実期:秋〜冬、果実形:翼果が集合した集合果、種子散布の媒体:風(風媒花)、
用途:街路樹、公園樹、庭木、蜜源植物、材は楽器や建材。
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